/
­

春草が日に日に成長しております。

 まさに春爛漫といった陽気になり、観音山フルーツガーデンでは春草がぐんぐん成長しております。  これは「カラスノエンドウ」ですが、場所によっては果樹園をびっしり覆ってくれています。  柔らかくて、上に寝そべったらフカフカです。    草がみかんの樹の下を、一面に覆ってくれています。  これだと管理がしやすくて、しかも土もフカフカ、土壌中に酸素もいきわたります。  草も健康だから、みかんの樹も健康です。    ミツバチもこの陽気で活動を活発に始めております。  草(これはヤワゲフウロ)にもたくさんの花が咲き始め、一生懸命花の蜜を集めておりました。  負けじと農作業に励まねばと、ライバル心をかきたてられました。

みかんの新木も草と共に成長中。

去年植えた川田温州の3年生が、一面カラスノエンドウに覆われた園地で草と競争しながら成長しております。というか共存ですね。 テントウ虫は少し寒いのか、じっと葉に留まったまま動きませんでした。 しかし、空ではトンビが首をクルクル動かし餌を探しながら飛んでおりました。

堆肥 散布の様子です。

1月には土壌の酸性を矯正するための石灰施肥が今年の土壌改良の始まりで、2月は自家製完熟堆肥の散布です。 完熟の証拠に嫌な臭いはまったくありません。 このように地面の一部に固めて置きます。一定量ですので一面に散布すると薄くなってしまい、根の環境には効果が低いのです。梅雨頃にはこの堆肥の下にはミミズが沢山発生します。 毎年堆肥を入れる場所を変えることでリン酸の吸収力の強い細かい根が地面一面に出来ます。 植物の三大栄養素である窒素やカリは水に溶けやすいので地面から深い根でも吸収可能ですが、リン酸は地面へ入ると、すぐにアルミニュウムと結合して、植物が吸収しにくくなります。上層の土壌に根を沢山生息させることは大切ですが、干ばつに会うと根が乾燥しやすいので、乾燥期の潅水とセットの作業になります。

堆肥 まだまだ未熟

みかんの収穫ができない雨天や露のある時に自家製の堆肥製造の攪拌をします。パワーショベルで何度も天地返しをして空気と混ぜると好気性細菌が活発に活動して牛糞や鶏糞から完熟堆肥が出来ます。画像のように蒸気が出るうちは、有機物の分解途中で発酵熱が出ている証拠。手で触ると熱いのです。まだ植物の根に有害な有機酸などが含まれています。完熟堆肥を園地に撒くと、土壌環境がよくなり、保存性の高い元気なフルーツが出来ます。散布するまでにあと数回の攪拌が必要です。

草刈

今年の夏は猛暑で雨量が少なかったのです、デコポンやレモン、それに幼木園など干ばつに弱い品種は徹底して潅水しました。その結果、ご覧のような地面が草に覆われました。この草達が有益な養分の吸収に必要な上層部の細根を直射日光や高温から守ってくれたのです。画像の上部はこれから刈り取ります。草刈機の先端の固いナイロンコードの回転で草を切断しますので生産者には安全です。”一度、あのブンブンを振り回してみたい”とおっしゃるお客さまもいらっしゃいますが、体験歓迎ですよ。丸1日続けるとエンジンの音が耳に残ります。

イノシシによる中耕

画像はイノシシが好物であるミミズを食べるために、土を掘り起こした跡です。草刈り2週間後のデコポン園がこれだけ見事に除草してくれています。除草剤を使わず、たっぷりの潅水をしたのでミミズが住みやすい土壌になっているのでしょう。イノシシは果実を食べるために木を押し倒したり悪さをしますがこの除草に関しては益畜です。先日、夜潅水の見回りに行った時に、4-5頭の青年のイノシシ(イノブタ)と出会いました。顔はブタですが、剛い毛皮を まとっていました。秋の収穫時の被害が心配です。