f:id:kannonyama:20060608153610j:image

黄色くなっているのは,養分吸収の競争に負けた果実たちで,このまま落果します.

柑橘類は,花が咲いた直後に一度目の生理落果(自然落果).

気候が平年並みでしたら,6月中旬頃に第2次生理落果があります.

(ジュン・ドロップ と言います)

新芽の葉緑素が十分に働いていない地点で高温が続くと,果実への

養分供給が追いつかず,果実間の養分競合が起こります.

新葉の多い年で6月上旬に30度以上の気温が続くことがあれば,

果実がほとんど落果してしまい,収穫時に大不作となった年もありました.

反対に低温が続きますと,咲いた花の多くが果実となり

収穫まで摘果作業に忙殺されます.

今の時期としては適度な高温の日が続き,生理落果が例年より

多いようで,少しはヒヤヒヤものですが,それでもしっかりしたグリーンの

果実が散見されますので,これでもまだ着果過多です.

f:id:kannonyama:20070616182814j:image*

今の時期にこれだけ落果してくれますと,残った果実は日々サイズを増し

樹勢維持に苦労するデコポンですので,間引く数が減り,生理落果の終わる

7月からの摘果作業が楽になります.

天候に左右される農業の典型的な一面です.