園地の剪定がすべて終了し、苗木植えは新しい苗木が来るまで中断で、その間「接ぎ木」の作業です。
「接ぎ木」は、たとえば八朔の枝にレモンの枝を刺して、その枝から先をレモンに変えてしまうなどの方法でもちいます。
みかんを苗木から植えますと、収穫まで約5年程度かかりますが、今ある大きな樹にみかんの枝を接ぎ木しますと、約3年で収穫することができ、2年程度短縮が可能です。
最近は柿の接ぎ木をしておりますが、平核無柿の樹に「太秋柿」と「甘秋柿」の枝を接ぎ木しております。
下の写真で、上の細い枝が「甘秋柿」の枝で、下の部分が平核無柿です。
これがうまく繋がってくれますと、3年後には甘秋柿を収穫することができます。
台木(接ぐためのもとになる樹:平核無柿)と穂木(接ぐ枝:甘秋柿)それぞれの形成層(黄色めの部分)を合わせて、テープで固くない程度に固定します。
接ぎ木をしている柿の園地は、山の比較的低い側にあります。
柿の園地からみかんの園地を見あげると、急斜面のみかんの樹が植えてあり、その先には「これぞサムライブルー!」と思われるような青い空が広がっております。
接ぎ木を終えて家に帰りますと、珠子が春の陽気を友達に、日向ぼっこをしております。
手伝え~。