薗田さんの桃、現在少しづつ発送が始まっております。

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 梅雨の湿気がムンムンのなか、現在「はるみ」の摘果中でございます。

 

 ここだけの秘密ですが、美味しい柑橘「はるみ」は、他のフルーツに比べて樹の弱りが激しく、栽培しにくい品種です。

 栽培しにくい品種は、えてして糖度の高い品種です。

 糖度が高いとどうしても、樹は実に栄養を奪われてしまいます。

 栄養を奪われてしまうという表現はあまり正しくなく、実に栄養を送ってあげます。

 

 実は種を残す、樹の子孫を残す大切な子どもですから、樹は葉を落としてでも実を守り抜きます。

 

 ですので、糖度の高い実は、どうしても実にたくさんの栄養を送ってあげるため、新しい葉が出ず、樹が弱ってしまうのです。

 母親が、子どもの為に自分の実を削るのと一緒かも知れません。

 

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 ですので、そんな「はるみ」ちゃんは、なるべく早く樹についている実を少なくしてあげて、樹の負担を減らしてあげる必要があるんです。

 特に、樹の上に付いている実は、早めに落としてあげる必要があります。

 なぜかと言いますと、ここだけの秘密ですが、成長ホルモンのオーキシンは、樹の上側、重力に逆らって活性化するからです。

 つまり、樹の上部に成長ホルモンであるオーキシンを、なるべく多く送ってあげることで、樹が栄養成長になり、樹の元気さを保ちつつ、樹の下側で実を付けて、実を生らせながら、樹も元気な状態に持っていき、毎年収穫できる樹にしてあげるんです。

 ですので、今の時期は、樹の上側3分の1程度の実は、すべて落としてしまって、さらに下側になっている小さい実も出来るだけ落とし、樹になっている実を少なくしてあげます。

 こうしてあげますと、樹の負担も減り、樹の上部は成長ホルモンオーキシンが活性化し、新しい葉を芽吹かせ、樹も元気を保ちつつ、樹の下側では元気な実を作ってくれます。

 いわば、カンガルーが両手を広げて草を食べていながら、お腹の袋で赤ちゃんを育てているのと、同じような感覚でしょうか(違うかも!?)

 ということで、新メンバーのIさんと一緒に、「はるみ」の摘果を急いでおります↓ 

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 これからは、デコポンや「はれひめ」など、糖度の高い品種から順次摘果を行ってまいります。

 

 紀州の里山で頑張っておりますので、皆様もご体験希望の方はご連絡下さい!