はるみ

/はるみ
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「はるみ」の摘果を行っております。

 薗田さんの桃、現在少しづつ発送が始まっております。  梅雨の湿気がムンムンのなか、現在「はるみ」の摘果中でございます。    ここだけの秘密ですが、美味しい柑橘「はるみ」は、他のフルーツに比べて樹の弱りが激しく、栽培しにくい品種です。  栽培しにくい品種は、えてして糖度の高い品種です。  糖度が高いとどうしても、樹は実に栄養を奪われてしまいます。  栄養を奪われてしまうという表現はあまり正しくなく、実に栄養を送ってあげます。    実は種を残す、樹の子孫を残す大切な子どもですから、樹は葉を落としてでも実を守り抜きます。    ですので、糖度の高い実は、どうしても実にたくさんの栄養を送ってあげるため、新しい葉が出ず、樹が弱ってしまうのです。  母親が、子どもの為に自分の実を削るのと一緒かも知れません。    ですので、そんな「はるみ」ちゃんは、なるべく早く樹についている実を少なくしてあげて、樹の負担を減らしてあげる必要があるんです。  特に、樹の上に付いている実は、早めに落としてあげる必要があります。 [...]

柿の接ぎ木を行っています。

 園地の剪定がすべて終了し、苗木植えは新しい苗木が来るまで中断で、その間「接ぎ木」の作業です。  「接ぎ木」は、たとえば八朔の枝にレモンの枝を刺して、その枝から先をレモンに変えてしまうなどの方法でもちいます。  みかんを苗木から植えますと、収穫まで約5年程度かかりますが、今ある大きな樹にみかんの枝を接ぎ木しますと、約3年で収穫することができ、2年程度短縮が可能です。  最近は柿の接ぎ木をしておりますが、平核無柿の樹に「太秋柿」と「甘秋柿」の枝を接ぎ木しております。  下の写真で、上の細い枝が「甘秋柿」の枝で、下の部分が平核無柿です。  これがうまく繋がってくれますと、3年後には甘秋柿を収穫することができます。  台木(接ぐためのもとになる樹:平核無柿)と穂木(接ぐ枝:甘秋柿)それぞれの形成層(黄色めの部分)を合わせて、テープで固くない程度に固定します。    接ぎ木をしている柿の園地は、山の比較的低い側にあります。  柿の園地からみかんの園地を見あげると、急斜面のみかんの樹が植えてあり、その先には「これぞサムライブルー!」と思われるような青い空が広がっております。    接ぎ木を終えて家に帰りますと、珠子が春の陽気を友達に、日向ぼっこをしております。  手伝え~。

みかんの剪定は終盤に差し掛かってまいりました!

みかんの剪定作業もほぼ終盤となってまいりました。 これが終わると、引き続き園地整備、苗木植え、接ぎ木と作業が目白押しでございます。 これがみかんの剪定道具です。 左から、飲料(自家製蜂蜜レモン)、道具入れ、手袋、のこぎり、剪定バサミとなっております。 これらが山での相棒です。 みかんの芽も、固い枝からも少しずつ吹いてまいりました。 剪定で枝を切りますと、このように形成層から樹液が溢れてきます。 根が動き出し、樹液を送ってくれている証拠です。 このみかんの葉が、思いっきり光合成をしてくれて、樹を成長させ、そして美味しい実を作ってくれます。 葉が実を作るのでございます。葉は工場です! 山から遠くを見下ろしますと、桃の花がじゅうたんを作っております。 園田さんの桃も、今年もおいしく実ってくれるはずです! みかんの園地は、となりのスギ林と面しております。 スギ林に向かうけもの道がはっきりと出来ております。恐らくイノシシでしょうね! 剪定作業の足元では、ミツバチが野イチゴの花の蜜を一生懸命集めております。 [...]

春肥えという名の肥料をまいてあげます。

 徐々に春らしくなって気温が上がってきますと、根もしっかりと動き出します。  根が動き出しますと、土の栄養分もしっかりと活用してくれますので、「大きくなあれ!」と肥料を播いてあげます。  まずは、フォークリフトで肥料を車に積み込みます。  このリフトは、もう10年以上使っています。  春夏秋冬に大活躍です。ありがとう。  軽トラに肥料を積み込み、園地に向かいます。  園地では、10kgづつカゴに肥料を入れ、散布します。  大きい樹には多め、小さい樹には少なめで。  シルバー人材センターのFさんにもお手伝いして頂いております。  剪定も引き続き行っております。  剪定にもたくさんのコツがあります。  こんな枝は、切らないと行けないのですが、なぜかお判りになりますか?  この切口ですと、葉からの癒合ホルモンが枝の切口に届かない切り方です。  ですので、癒合ホルモンがしっかりと切口に届くように、葉から降りてくれる切り方にします。  つまり、思い切ってこう切ってしまうわけです。 [...]

はるみの剪定もしております!

 今日は横須賀市のお客様からプレゼントを頂きました!  横須賀特選の「わかめ」と鰹節でした!  本当にありがとうございます!  みかんの樹に接ぎ木をした「はるみ」の樹です。  樹の元気がいいので、ほとんど剪定するところは無いです。  みかんの樹に接ぎ木しているところです。  樹の下側がみかん、上側が「はるみ」です。  判りますかね?  こうすることによって、新樹で植えて育てるよりも早く「はるみ」の実を収穫することができます。  これは「はるみ」の新芽です。  今年もたくさん実らせてほしいです!    これは果樹農家にとって害虫のゴマダラカミキリに根を食べられてしまった樹です。  樹の元気がなくなり、葉が少なくなり、ほとんど実をつけてくれません。  一番困る害虫です。 [...]

はるみんも デコポン君に 似てきたな

 「デコポン」君の兄弟の「はるみ」んもここまで大きくなっています。  かなりデコポン兄さんに似てきましたのぉ↓  観音山フルーツガーデンで一番標高が高い園地にも昨年設置したスプリンクラーで潅水(水やり)を行っています。今日は風が強く、散水した水も半分以上園地外へ飛び散っていました↓  今年から借地した隣の園地も、草がボーボーで樹の周りだけを草刈してます。  下にはため池がたくさん見えています↓    潅水で急に水を吸ったためか、みかんの実が破裂しているものもたまに見つけます↓

ポンカンも はるみも大きく なってます

今日は「はるみ」の摘果作業です。  「はるみ」は隔年結果と言って、多く生る年とあまり生らない年が隔年で起こります。  今年は多く生る年周りですので、早めに多くの実を落としてあげて、樹の光合成を活発にしてあげる必要があります。  今現在の「はるみ」の実です。  現時点で「はるみ」のお母さんの「ポンカン」の実は「はるみ」より小さめです。  収穫時も「ポンカン」の実の方が小さめですから、今の時期でもそれが現れております。  夕方涼しくなってから、「はるみ」の園地の草刈も行いました。  だんだん暑くなってきて、これからは草刈が大変です。